10日の日経平均株価は、先物主導で売られて下げ幅を拡大して、前日比125円44銭安の1万8665円11銭と続落。終値での1万8700円割れは2月25日(1万8585円20銭)以来ほぼ2週間ぶりの安値水準となる。最後は引けにかけて切り返したが、戻りは限定された。東証1部の出来高は21億3776万株、売買代金は2兆5968億円。騰落銘柄数は値上がり739銘柄、値下がり974銘柄、変わらず151銘柄。市場は、先物の売り仕掛けにインデックス売りを誘発するパターンではないか。日経平均はまたも1万8900円でハネ返され、上値が重いイメージだ。下値支持線とみられた日足一目均衡表の転換線を下回り、目先調整入りとみていると言う。



10日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、利益確定売りなどに上値を抑えられた。午後5時現在、1ドル=121円78~79銭と前日比91銭のドル高・円安だった。始まりは、五・十日に伴う実需の買いなどが入ってしっかりの展開。120円70銭台では上げ一服となっていたが、正午すぎ、対ユーロでのドル買いなどを眺めてドル円も買いが強まり、2007年7月20日以来、約7年8カ月ぶりに122円台に乗せた。ただ、同水準では利益確定売りが出て伸び悩んだ。午後3時ごろからは再び買いが強まったが、121円80銭台で上値が重くなった。122円台に乗せたことについては、やや強引な感じもあった。朝からじり高となっていたため、投機筋が買いを仕掛けるタイミングを計っていたのではないかと言う。短期筋中心の買いとあって東京市場では122円台の滞留時間は短かったが、午後も下値は堅く、今夜の海外市場で再び122円台を試す可能性はあるのではないかという。もっとも、一段のドル高には米国内で懸念が強まる可能性がある。10日の日経平均株価は円安の中で下落しており、日本国内からも円安に対するネガティブな発言が増えそうだとも言う。


今日のトヨタは小幅な下げ、ドル高も株の下げには勝てなかったようだ。三菱重工はややしっかりの上げ、MRJとH2A効果だろうか。コマツはやはり小幅な下げで引けている。


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