27日の日経平均株価は、後場寄り付きは値を伸ばしたが、次第に上値が重くなりマイナス圏に沈みこむ場面もあったが、その後は根強い買いに支えられ、前日比12円15銭高の1万8797円94銭と小幅続伸し、連日で昨年来高値を更新した。東証1部の出来高は27億2046万株、売買代金は3兆69億円。騰落銘柄数は値上がり699銘柄、値下がり1079銘柄、変わらず82銘柄。市場は、週末要因から調整を想定していたが、下がってもすぐに買われる。後場の現物市場の指値注文をみると、買いは細っているが、売りも出にくい状態だ。需給は良好であり、新たなリスクが表面化しない限り、3月以降も堅調相場が続くのではないかと言う。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤にかけて、下値の堅さを見た買いなどにやや戻している。午後5時現在は1ドル=119円29~29銭と前日比47銭のドル高・円安だった。午前中のドル円は、前日の海外市場で119円台半ばまで上昇したことを受け、利益確定売りや持ち高調整の売りが優勢となった。午後に入り119円10銭近辺まで押されると買い戻しなども入ってやや下げ渋ったが、日経平均株価が値を消す中で反発力は弱く、終盤にかけても積極的な買い材料が見当たらない中、戻りは鈍かった。終盤のドル円の戻りについては、前日のニューヨーク市場で消費者物価指数や耐久財受注の強さがドル買い材料となったため、今夜の米指標にも期待した動きが出たのかもしれないと言う。ただ、休日を控えている上、来週は米雇用統計の発表が控えており、今夜の欧米市場ではあまり突っ込んだ動きは出ないのではないかと言う見方もあるようだ。
今日のトヨタは小幅ながら値を下げて引けている。8千円台を割り込みそうだ。三菱重工はこれも小幅な値下がりで引け。コマツだけが小幅ながら値を伸ばして引けている。
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