25日の日経平均株価は、後半利益確定で売り買いが交錯し、もみ合ったが、最終的には売りが優勢となり、前日比18円28銭安の1万8585円20銭と6営業日ぶりに小反落。全体的に短期的な過熱感が意識され、弱含む展開となったが、押し目買いの動きも根強く、下値は限定された。東証1部の出来高は22億1285万株、売買代金は2兆4396億円。騰落銘柄数は値上がり888銘柄、値下がり825銘柄、変わらず144銘柄。市場は、円高は重しになるが、大きな売りが出ている訳ではない。ただ、前週活発化したTOPIX(東証株価指数)先物買いの動きは鳴りを潜め、年金買い観測もあまり聞かれない。売り買いともに手掛けにくい水準にあるようだと言う。
25日の東京外国為替市場のドル円相場(気配値)は終盤、下値の堅さは見られたものの、新規の買い材料が見当たらない中で上値は重かった。午後5時現在は1ドル=118円82~83銭と前日比43銭のドル安・円高だった。始まりは、しばらく118円90銭前後で推移していたが、仲値にかけては再び売りが出て118円60銭台に軟化。その後は118円70銭前後でのもみ合いが続いた。午後3時以降は底堅さを見た欧州勢などから買いが入って下げ渋る様子も見られたが、頭の重さは消えなかった。イエレンFRB議長の氏の議会証言は「忍耐強く」というフォワードガイダンスの文言の修正をにおわせる一方、表現修正が必ずしも早期利上げを意味しないとくぎを刺しており、ことさらタカ派的ともハト派的とも言いにくい内容のようだ。しかし、25日のドル円の動きを見る限りでは、事前にタカ派的な内容を思い描き、議会証言後にドルロングの修正を迫られた向きがいた感じだったという。月末決済の応答日で、輸出業者の売りが出やすかったことも、ドルの重しになったとみられる。
今日のトヨタはドルが冴えないせいか、やや値を下げたようだ。三菱重工は小幅ながら上昇、コマツはちょっとばかり大きめの下げで引けている。
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