16日の日経平均株価は、これと言った材料もないままもみあいに終始したが、結果としては値を上げて、前週末比91円41銭高の1万8004円77銭と反発して取引を終了した。東証1部の出来高は24億6667万株で、同売買代金は2兆4327億円。騰落銘柄数は値上がり1188銘柄、値下がり563銘柄、変わらず111銘柄だった。市場は、日経平均株価は終値ベースで1万8000円を超えて取引を終えたが、ウクライナ東部で完全な停戦が実行されるかどうか不透明な状況にあり、ギリシャの財政問題も楽観視は禁物だと言う。



16日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も様子見姿勢を崩すような材料はなく、小幅な値動き。午後5時現在は1ドル=118円60~60銭と前週末比26銭のドル安・円高だった。始まりは、118円10銭前後まで押される場面が合ったがすぐに値を戻した。昨年10~12月期の実質GDPは予想より弱かったが反応は限定的で、以後、正午すぎまでは118円60銭を挟んだ狭いレンジ内でこう着状態が続いた。日経平均株価が少し伸び悩んだことなどから午後は118円40銭台に軟化したが、株価が下げ渋る中でドル円も底堅さを見せ、終盤は118円台後半で推移した。16日の米国は大統領記念日で休みの上、特段売り買いの材料も出なかったため、上にも下にも積極的には動けなかったようで、東京市場は終日動意薄の展開。ユーロ圏財務相会合が控えていたことも、様子見姿勢につながった。この先もドルは様子見状況が続くのではないだろうか。



今日はトヨタ、三菱重工ともに小幅な上昇、日経平均に合わせたかのようだ。コマツだけがやや大きく値を上げているようだ。相場は1万8千円をつけたが、特にそれほど株価が伸びる要因があるとは思えない。この先も1万7千円台から1万8千円台を行ったり来たりするのではないだろうか。



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