12日の日経平均株価は、円安傾向を受け、順風満帆で値を上げ、前日比327円04銭高の1万7979円72銭と大幅反発。終値ベースで14年12月8日の1万7935円64銭を更新した。TOPIX(東証株価指数)も同21.67ポイント高の1449.39と、終値ベースで14年12月8日の昨年来高値1447.58を更新した。東証1部の出来高は27億7325万株。売買代金は3兆1600億円。売買代金の3兆円超えは、SQ(特別清算指数)算出を除いて、14年11月12日以来3カ月ぶり。騰落銘柄数は値上がり1258銘柄、値下がり497銘柄、変わらず107銘柄。市場は、日銀のETF(上場投資信託)買いなどで下値が堅いなかで、円安が進んだことから、大幅高となった。ただ、ギリシャ問題など外部の懸念は完全に晴れたわけではない。強いには強いが不透明感も残る。目先は16日の14年10-12月期GDP(国内総生産)速報値に注目していると言う。



12日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、米小売売上高の発表などを控え様子見ムードが漂い、1ドル=120円台前半でのもみ合いとなった。午後5時現在は120円27~27銭と前営業日比1円54銭のドル高・円安だった。始まりは、120円50銭近辺まで上昇した後、利益確定売りなどに押されていったん120円を割ったが、売り一巡後は値を戻した。午後も日経平均株価が大幅高で推移するなどリスクオンの地合いとなる中でドルは下支えられたが、朝方の高値には届かなかった。昨年末からの三角もちあいから上放れし、日足の一目均衡表も三役好転するなど、チャート上では上昇を期待させる形になってきたという。しかし、120円台での上値の重さについて、短期的には達成感が出ている可能性もあるという見方もあるようだ。



今日はトヨタ、三菱重工はしっかりと大きく値を上げて引けている。コマツだけが今一歩伸び足が鈍かったようだ。



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