2日の日経平均株価は、売りが先行して値を下げたが、押し目買いも下げを止める効果はなく、前週末比116円35銭安の1万7558円04銭と反落して取引を終了した。東証1部の出来高は22億9631万株で、同売買代金は2兆2944億円。騰落銘柄数は値上がり530銘柄、値下がり1236銘柄、変わらず96銘柄だった。市場は、現地2日に発表される米1月ISM製造業景況指数や、同3日の米14年12月の米製造業受注をはじめ、週末には1月雇用統計の発表など、経済指標が目白押しで、引けにかけてはそれによる米国株式の反応を見たいとして、見送りムードが強まったようだと言う。
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤、上値の重さが見られながらも売り急ぐ様子はなく、底堅かった。午後5時現在、1ドル=117円57~58銭と前週末比32銭のドル安・円高だった。始まりは、116円台に突っ込んだ後、午前中は実需の買いなどが入って戻り歩調をたどった。117円80銭前後まで戻すと買いが一服し、午後は上値の重い展開となったが、売りも強まらず、終盤まで117円台後半でのもみ合いが続いた。早朝は、前週末の欧米市場でのリスク回避的な動きの余波が見られたが、大きく下げたことで値頃感が出たこともあり、東京時間はおおむねしっかりの展開となった。月初で輸入業者による買いが入りやすかったとされるほか、レンジが固まった感じがあるため、レンジ下限に近づけば買いが入りやすいようだ。しかし、ISM製造業景況指数が弱ければ、2日の米市場で調整的な株売りやドル売りが続く可能性はあると言い、慎重姿勢も残っており、ドル買い一辺倒とはなりにくかったようだ。
今日はトヨタと三菱重工がチョイ上げ、コマツだけがチョイ下げで引けている。このような状況ではチョイ上げでもなかなか貴重だろう。
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