29日の日経平均株価は、円高傾向や先物への売りに押されて一段安となり、前日比189円51銭安の1万7606円22銭と反落。東証1部の出来高は24億1307万株。売買代金は2兆4827億円。騰落銘柄数は値上がり420銘柄、値下がり1357銘柄、変わらず86銘柄。市場は、前引けにかけての下げ渋りで、今日も年金買いにプラス転換するかと思ったが、先物売りに崩された。しかし、米国が大幅続落していたことを考えると、この程度の下げはおかしくない。決算発表を支えにした底堅い流れに変化はないと言う。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、買い戻しなどが入って底堅さを見せたが、戻りは鈍かった。午後5時現在は1ドル=117円70~71銭と前日比43銭のドル安・円高だった。始まりは、117円台半ばで推移していたドル円は、月末に伴う輸入企業のドル買いや日経平均株価の下げ渋りに伴うリスクオンの買いに、午前11時すぎに一時118円台に乗せた。しかし、午後は日経平均が大引けにかけて先物主導で下落する中で伸び悩み、欧州勢参入後にやや戻したものの、買いの勢いはさほど強まらず上値は重かった。全般は株価の動きになびいて上下したものの、直近レンジ内での動きにとどまった。FOMCを通過して金融政策面では材料出尽くしとなり、相場に方向性を与えるエンジンがない状態だったようだ。黒田日銀総裁が午後3時から衆院予算委員会に出席したが、前週の記者会見と比べても特に目新しい発言はなかったようで、目立った反応はなかったと言う。
今日のトヨタはやや大きく下げた。三菱重工は小幅な下げ、コマツは相当に大きく下げて引けている。
日本ブログ村へ(↓)