23日の日経平均株価は、アジア株高やドル高に押されて値を上げ、一時伸び悩む場面もあったが、概ね順調に値を伸ばし、前日比182円73銭高の1万7511円75銭と大幅続伸。終値での1万7500円台は、昨年12月29日(1万7729円84銭)以来の高値水準となる。東証1部の出来高は20億8434万株、売買代金は2兆1237億円。騰落銘柄数は値上がり1321銘柄、値下がり431銘柄、変わらず110銘柄。市場は、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和は前場段階でいったん織り込んだが、後場も値もちがよい。25日線に続き、13週線を回復し、1月中旬安値からの調整一巡感が出始めている。ただ、来週は決算本格化で局地戦が始まり、指数はもみ合いかもと言う。
23日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、調整売りなどに押されて軟化した。午後5時現在、1ドル=118円20~21銭と前日比21銭のドル高・円安だった。始まりは、118円80銭前後まで上昇したが、日経平均株価が寄り後に伸び悩んだことなどからドル円も頭が重い展開となり、正午前には118円20銭台まで下落。午後、ユーロが対ドルで一段安となった場面ではやや戻したが、ユーロ売りが止まるとドル円の上昇も止まり、再び売りに押されて値を消したようだ。東京時間はドル円自体を動かす材料が少なく、はっきりした方向感は出なかった。午後は利益確定売りや調整売りで重くなるなど週末らしい動きだった。株価は日米欧ともに上昇したが、25日のギリシャ総選挙を前に、楽観的になり切れなかったのだろうと言い、ドル円はさえなかったようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともにしっかりの出来で引けているようだ。当面は日経平均で1万7千円を境に根が動くだろう。
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