16日の日経平均株価は、買い優勢から徐々に売りに傾いて値を下げたが、終盤先物に買いが入って、前日比244円54銭安の1万6864円16銭と大幅反落ながら、ほぼ高値引けとなった。東証1部の出来高は27億1228万株、売買代金は2兆7143億円。騰落銘柄数は値上がり206銘柄、値下がり1615銘柄、変わらず39銘柄。市場は、後場下げ渋りの背景として、日銀のETF(上場投資信託)買い思惑が買い戻しにつながったようだ。今日に限れば、追加緩和であけた『マド』埋め拒否で下ヒゲ陽線となり、悪くない形で戻している。ただ、25日線が下向きで、日足一目均衡表の分厚い『雲』の中に突っ込んだのはネックだ。来週の日銀金融政策決定会合、ECB(欧州中央銀行)理事会などイベントを通過するまで、この水準をキープできるかがポイントになると言う。
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後になって買いが入ったが、リスク回避姿勢が残る中で上値は重く、1ドル=116円台半ばで推移している。午後5時現在は116円53~54銭と前日比1円13銭の大幅ドル安・円高だった。ドル円は早朝に115円90銭台まで押された後、一度は116円台半ばまで戻したが、円高を見た株安がさらなる円買いを誘うという形となり、正午前には再び115円台に下落した。午後、売りが一服すると買い戻しが入ったが、117円台には戻せなかった。
トヨタは小幅な下落、三菱重工は大きく値を下げ、コマツはトヨタ同様小幅な下落で引けたようだ。
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