13日の日経平均株価は、前場の軟地合いを引きずりながらも先物に買いが入って下げ幅を縮小、前週末比110円02銭安の1万7087円71銭と4営業日ぶりに反落したが、この日の高値で引けた。東証1部の出来高は22億477万株、売買代金は2兆2479億円。騰落銘柄数は値上がり542銘柄、値下がり1222銘柄、変わらず96銘柄。市場は、取引時間中の直近安値(7日1万6808円)がサポートラインとして意識されているようだ。ただ、上を買う材料が見当たらず、今月は(ECB定例理事会、ギリシャ総選挙など)イベントもあり、もみ合い相場になるのではないか。テーマ性のある個別株の局地戦が続くとみられるが、それでは指数は上がらないと言う。
13日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安を受けて約1カ月ぶりに1ドル=117円台に落ち込んだ後は買い戻し優勢となったが、欧州勢が参入し始めた終盤は再び軟化している。午後5時現在は118円24~24銭と前週末比1円19銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、118円30~40銭台で推移。日経平均株価の大幅安を眺めながら一時117円75銭前後まで値を下げたが、午後は株価の下げ幅縮小などを受けて下げ渋り、118円85銭前後まで値を戻した。その後は小緩み、欧州勢が参入し始める時間帯になると再びドル売りが強まった。前日の海外市場での原油安、米国株安を受け、日経平均株価も一時は前週末比300円超下落。典型的なリスクオフムードとなり、ドル売り・円買いが先行したが、午後は値頃感から買い戻されて1円以上戻す荒っぽい展開になった。ただ、ドルの戻りが急速だったことで利益確定売りが強まったほか、米原油先物相場の時間外取引で価格が下落したのを受け、リスク回避のドル売り・円買いの流れに戻ったという。
今日のトヨタと三菱重工は1%前後の下落、コマツはそれよりもやや大きく下げたようだ。コマツが長期に株式を保有している株主にとミニチュアのブルドーザーを送って来た。企業にとってはコロコロ売り買いされるよりもずっと持っていてくれる方がうれしいのだろう。
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