9日の日経平均株価は、前半は買いが先行したが、次第に上値が重くなり、円がドルに値を上げると軟化、その後は売り買い交錯状態となり、前日比30円63銭高の1万7197円73銭と小幅ながら3日続伸だった。今晩の14年12月米雇用統計の発表や明日からの3連休を前に、手控え気分が尾を引いた。東証1部の出来高は25億320万株、売買代金は2兆4385億円。騰落銘柄数は値上がり728銘柄、値下がり986銘柄、変わらず145銘柄。市場は、後場は現物株の指し値買い注文が少なくなったところに、為替連動とみられる機械的な先物売りに押された格好だ。『幻のSQ』にはならなかったが、SQ値を下回って引けたことで週明けは上値抵抗線として意識される。要は、今晩の米雇用統計の結果を受け、NY株がどう反応するかがポイントだと言う。
9日の東京外国為替市場のドル円相場は米雇用統計の発表を前に手控え姿勢が強まり、終盤、底堅さは見られたものの、戻りは鈍かった。午後5時現在は1ドル=119円43~44銭と前日比36銭のドル安・円高だった。始まりは、119円70銭前後で推移し、株高期待などから午前中は一時119円80銭程度まで上昇した。しかし、買いは続かず、徐々に調整売りなどが優勢となった。午後は軟調な株価も重しとなってじり安展開。119円20銭近辺ではオプションに絡んだ買いなども入って抵抗を見せ、その後119円台半ばまで戻したが、上値は重かった。午後に押された場面でも119円台を保っており、値動きだけを見れば底堅かったと言えるが、市場関係者は、米雇用統計の発表を前に、はっきりした方向性が出にくかっただけで、リスク回避の流れが完全に終わったわけではないと見るようだ。雇用統計で米国の労働市場の順調な回復が確認されれば、ドル円の下支えになるとの見方はあるものの、最大の不安材料である原油安が止まらなければ、ドル円も落ち着かないのではないかという。
今日のトヨタは堅調、上げ幅は小さかったがしっかりの状態だった。三菱重工もしっかりで引けている。またコマツも小幅ながら少しばかり値を戻して引けている。
日本ブログ村へ(↓)