8日の日経平均株価は、欧州中央銀行の追加金融緩和や原油安一服などが材料視されて、前場、後場とも買いが先行し、前日比281円77銭高の1万7167円10銭と続伸。終値ベースでは3営業日ぶりに1万7000円台を回復した。東証1部の出来高は24億7174万株。売買代金は2兆2004億円。騰落銘柄数は値上がり1445銘柄、値下がり296銘柄、変わらず118銘柄。市場は、下げ一服感が出やすいタイミングで欧米株式が上昇したことから、買いが先行した。ただ、期待感はあるものの、これで下げが一服したとは言い切れない。原油市場動向やギリシャ情勢など外部環境には依然として不透明感があると言う。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤120円に接近したものの、調整売りなどに上値を抑えられた。午後5時現在は1ドル=119円79~82銭と前日比74銭のドル高・円安だった。前日の米市場でドルが買い戻された流れで午前中はじり高展開となり、正午ごろには119円80銭近辺まで上昇した。午後に入り、株式先物が大引けにかけて一段高となったことなどから午後3時以降に再び強含み、一時119円90銭台を付けたが、その後、調整売りなどが出て上値を抑えられる格好となった。ADP全米雇用報告が予想を上回ったことなども手伝い、リスク回避の動きはひとまず落ち着いた。米長期金利の上昇もドル円には追い風となった。ただ、ADPの数字が強かった分、9日発表の米雇用統計に対する期待値も上がっており、9日の雇用統計後の反応が少し気掛かりだという。ギリシャ問題やフランスの銃撃事件など、目先の不安材料は多く、ドル高・円安シナリオにいまひとつ確信を持てないとの声も聞かれ、東京時間は120円台に乗せられずに終わった。
今日のトヨタと三菱重工は大幅高で引けている。まあ下げ続けていた市場なのでそろそろ反発する頃だろう。コマツは小幅な上昇で引けている。
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