7日の日経平均株価は、前半は好調だったが、先物の不調で売りが先行、もみ合い状況となり、前日比2円14銭高の1万6885円33銭と小幅ながら5営業日ぶりに反発だった。もみ合いから終盤には株価指数先物売りを交えてマイナス圏入りする場面があった。引け際に戻したが、わずかな上げにとどまった。現地7日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨や、米14年12月ADP雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられた。東証1部の出来高は22億953万株、売買代金は2兆1434億円。騰落銘柄数は値上がり690銘柄、値下がり1003銘柄、変わらず166銘柄。市場は、昨年12月安値を前に踏みとどまり、『マド』埋めも達成していたことで、目先自律反発狙いの買いが入りやすいところだ。厚みのある、日足一目均衡の『雲』がサポートラインとして意識される。ただ、原油安やギリシャ問題など外部要因は不透明なままであり、5日線と25日線とのデッドクロスを踏まえるとなお調整含みの可能性があると言う。
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤に買いが強まる場面があったが上値は重かった。午後5時現在、1ドル=119円05~06銭と前日比13銭のドル安・円高だった。始まりは、118円台前半で推移していたが、値頃感からの買いや実需の買いなどに昼ごろには119円20銭近辺まで上昇した。ただ、午後は一転してややドル売り優勢となり、日経平均株価が大引けにかけて値を消したこともあって118円80銭前後まで弱含んだ。終盤は、225先物の夜間取引が買い先行で始まったことを受けて円売りが強まり、一時119円20銭台まで戻したものの、勢いは長続きしなかった。ドル円は東京市場で底堅さを見せた格好となり、日経平均株価も小幅ながらプラス圏で引けたことで、リスク回避的な動きは小休止したようだとも言う。ただ、ドル高シナリオは、米経済頼みで、ADP全米雇用報告などの内容次第では再びリスクオフの動きが強まりかねないという。ギリシャの選挙が始まれば、同国のユーロ離脱懸念が高まる場面があるだろうと言うほか、他の欧州各国での反ユーロ的な動きを刺激する可能性もあるといった懸念もくすぶり続けており、戻りを試す展開にはなりにくかったようだ。
今日のトヨタはしっかりと値を上げているが、三菱重工は小幅な上げで引けた。コマツは逆に小幅な下落だった。
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