18日の日経平均株価は、米国株高と円高一服で全面高となり、後半も買い戻しが続き、前日比390円32銭高の1万7210円05銭と大幅続伸。終値ベースで15日以来3営業日ぶりに1万7000円を回復した。終盤は短期筋の利益確定売りにやや伸び悩んだ。東証1部の出来高は27億2884万株。売買代金は2兆8877億円。騰落銘柄数は値上がり1608銘柄、値下がり169銘柄、変わらず77銘柄。市場は、日経平均は前日マイナスで始まったあと切り返し、今日は外部環境の好転もあり大幅に戻した。調整一巡とは言い切れないが、落ち着きを取り戻しつつある。外部環境次第では再び押す場面があるとみられるものの、上昇基調のなかでの調整局面との見方に変わりはない。目先は25日線(1万7404円)の回復がポイントとなると言う。
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、スイス中銀のマイナス金利導入を受けた欧州通貨売り・ドル買いになびき、終盤は上昇した。午後5時現在は1ドル=118円68~69銭と前日比1円31銭のドル高・円安だった。始まりは、119円に接近するなど高値圏で推移。しかし119円近辺では利益確定売りなどが出て、日経平均株価が大幅高で推移する中でも上値は重かった。午後には118円台前半まで軟化する場面も見られたが、午後4時ごろにスイス中銀がマイナス金利を導入したと伝わると、スイスフランやユーロなど欧州通貨売り・ドル買いになびく形で再び119円近辺に上昇した。ただその後はプーチン・ロシア大統領の会見を控えていることもあり、やや伸び悩んだ。夕方の動きについては、ECBは来年に量的緩和を導入すると予想されており、ギリシャ政局には先行き不透明感がただようなど、欧州通貨売り・ドル買いが出やすい状況だったようだが、FOMC後はドル高地合いになっていたため、スイス中銀の動きに素早く反応したという。その後はプーチン氏の会見を前に慎重さも残っており、スイス中銀の動向だけで上値を追うのは難しかったため、早朝の時間帯に付けた高値目前で頭打ちとなったようだ。
今日のトヨタはドル堅調でしっかりと値を伸ばしている。三菱重工は大幅高、F35のアジアでの整備拠点に指定されたことがあるのだろうか。コマツはやや小幅な上昇で引けている。
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