15日の日経平均株価は、前場の売り拡大後は押し目買いなどで下げ幅を縮小したが、戻りは限定的で、前週末比272円18銭安の1万7099円40銭と大幅反落して取引を終了した。終値ベースで1万7100円台を割り込むのは11月17日(1万6973円80銭)以来、約1カ月ぶり。東証1部の出来高は21億6718万株、同売買代金は2兆2602億円。騰落銘柄数は値上がり439銘柄、値下がり1328銘柄、変わらず83銘柄だった。市場は、日米とも16日から17日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちで様子見気分が広がり、値動きが荒くなりそうで、注意が必要と言う。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、リスクオフムードが継続し方向感が出にくい中、終盤やや軟化した。午後5時現在、1ドル=118円22~24銭と前週末比55銭のドル安・円高だった。始まりは、118円台後半から117円台後半に急落。その後、119円台まで戻すなど午前中は荒い値動き。午後はしばらく118円60銭前後で推移していたが、午後3時すぎからやや売りが強まって軟化した。ただ、売りにもあまり勢いはなく、118円台前半で下げ渋った。衆院選が予想通りの結果に終わり、東京市場は材料出尽くしの状況となった。午前中に一時117円台まで押されても、すぐに値を戻すなど底堅さは依然続いているが、五・十日に伴う実需の買いなどが入った程度。商いが薄い分、ちょっとしたフローで大きく振れやすかったようで、積極的な売買が出たわけではなかった。別の市場関係者は、少なくともFOMCまでは様子見で売買は盛り上がらないと思われ、方向感は出にくいと話していた。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツとも大きく値を下げて引けている。ドル高で自動車業界は恩恵を被っているのかと思ったら、生産が世界展開で却って不利益を被っているようだ。経済もグローバル化が進むと一筋縄ではいかないようだ。
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