4日の日経平均株価は、押し目買いなどに支えられて利益確定売りを押し込んで値を上げて、前日比166円78銭高の1万7887円21銭と5日続伸。4日連続で年初来高値を更新した。東証1部の出来高は22億3888万株。売買代金は2兆3985億円。騰落銘柄数は値上がり1184銘柄、値下がり541銘柄、変わらず119銘柄。市場は、円安による企業収益改善期待と米国株式市場の堅調推移を受けて買われているが、急ピッチな上昇の反動からきっかけ次第で下げる可能性があり、やや危うい。日本時間今夜に欧州でECB(欧州中央銀行)理事会が開かれる。実際に追加金融緩和がなくとも、先行きの期待が確認されればあすの日本株にはプラスとなろう。半面、緩和に慎重と受け止められれば、売りのきっかけとなる可能性があると言う。
 
4日の東京外国為替市場のドル円相場は午後も高値もみ合いとなり、終盤まで1ドル=120円目前で足踏みが続いた。午後5時現在は119円87~89銭と前日比66銭のドル高・円安だった。始まりは、119円80銭前後で取引され、株価が堅調に推移する中、正午前から買いが強まって119円90銭台まで上昇した。しかし、120円台に乗せられないままこう着状態となり、午後も狭いレンジ内での動きが続いた。120円手前では、オプションに絡んだ防戦売りなどで抵抗が強まったといい、さらに、午後はECB理事会を控えて様子見姿勢になりやすかったようで、上値での売りを消化できなかった。直近のドルの上げ足は「スピード違反」との指摘もあり、米指標に弱さが見られたり、円安けん制発言が出た場合は調整する可能性もある。ただ、日米の金融政策の方向性や需給環境から見てドル円の基調は上向きとの見方が多く、120円台乗せは、今夜か、明日か、来週かという程度の違い。時間の問題だという。
 
 
今日のトヨタはドルの堅調に支えられてしっかりと値を上げた。三菱重工はさほどドル高の恩恵がないのか、小幅な上昇、コマツはしっかりとした値動きだった。
 
 
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