2日の日経平均株価は、昼過ぎから先物への買いが入り値を上げ、その後、売り買いが交錯したが根強い買いに支えられて、前日比73円12銭高の1万7663円22銭と3営業日続伸。連日で年初来高値を更新した。東証1部の出来高は20億1352万株、売買代金は2兆1747億円。騰落銘柄数は値上がり1156銘柄、値下がり540銘柄、変わらず146銘柄。市場は、力強い動きだ。取り立てて材料が出た訳ではないが、年金買いが入ったのではないか。さらにコール(買う権利)オプション建て玉を踏まえると、指数上昇につれて、先物ヘッジ買いにインデックス買いを誘うという循環もあろう。需給がフォローになり、年末高コースがチラついていると言う。
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、底堅さを見た買いに上げ幅を広げるなど、終盤もしっかり。午後5時現在は1ドル=118円80~82銭と前日比07銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、118円30銭前後で取引され、反落して始まった日経平均株価が下げ渋るのを眺めながら午前中はじり高歩調となった。午後、118円台半ばに差し掛かると頭重さも出たが、午後4時ごろから再び買いが強まり、上値を切り上げた。終盤の買いについては、ドルの底堅さを見た欧州勢が買い戻してきたのではないかと言うが、選挙期間中の要人発言の一部が海外勢に円安容認と解釈された可能性もあると言う見方もあるようだ。ECB理事会や米雇用統計発表を前に新たなポジションは積み上げにくいものの、短期筋中心の急速なドル高・円安局面でドルを買いそびれた実需筋は多いのではないかと言い、終盤まで底堅さは続いたようだ。
今日のトヨタは相変わらず手堅かったが、三菱重工は小幅な反落だった。コマツは小幅な上昇だったが、あまり冴えないようだ。
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