1日の日経平均株価は、円安傾向と年末の買い気分だろうか、前週末比130円25銭高の1万7590円10銭と続伸して取引を終了し終値ベースで年初来高値を更新。終値での1万7500円台は、07年7月26日(1万7702円09銭)以来の高い水準。東証1部の出来高は20億2362万株、同売買代金は2兆1972億円。騰落銘柄数は値上がり1174銘柄、値下がり522銘柄、変わらず145銘柄だった。市場は、先高期待があるものの、買い手掛かりに乏しく伸び悩んだ。テクニカル的には過熱感が解消されつつあるが、本格的な上昇にはもう少し日柄が必要のようだと言う。
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤に利益確定のドル売り・円買いが優勢となり、急速に伸び悩んだ。午後5時現在は1ドル=118円73~74銭と前週末比では51銭のドル高・円安だった。始まりは、118円85~90銭前後で推移したドル円は、仲値にかけて買いが強まり、119円台にワンタッチした。その後は118円80~90銭近辺でのもみ合い。午後も新規材料がない中、狭いレンジ内での動意に乏しい展開がしばらく続いたが、欧州勢が参加し始める時間帯に入ると売りが強まった。午前中の119円台乗せでは、原油安を背景とした前週からのドル買いの勢いが残っていた感じだと言う。もっとも、原油安とドル高・円安の関係については、日本のインフレ率低下につながるなど数々の説明があるものの、どれもやや無理のある説明だとも言い、東京市場では上値を追う展開にはなりにくかった。終盤は欧州勢が売り優勢でスタートし、利益確定の動きが広がった。ドル高・円安のペースの速さに対して警戒感もある上、2日には衆院選が公示されるため、円安けん制発言などノイズが出る前に利食おうとする向きが少なくなかったのだろうという。
今日のトヨタは大幅な値上がり、三菱重工は小幅な値上がり、コマツは小幅な下落と三者三様、様々だったようだ。
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