速い車、速いバイクと言うと何となくわくわくする。軽量の車体に大馬力のエンジンを積めば速い車やバイクが出来るのは誰でも分かる。ただ、その速さをどこで出すかと言うことになると難しいものがある。一般道は60キロ(法定制限速度)、高速道路でも100キロ、これを超えるとお上の目が光っている。
だから一般道ではいいところ80キロ、高速でも140キロ程度で我慢しないと免許(それから命も、・・。)がいくつあっても足りないと言うことになる。これまでに体験した最高速は概ね187キロ程度、これは当時乗っていたビスタVSツゥインカムと言う車で出した速度だ。その速度で速度リミッターが作動して速度が落ちた。
ビスタVSツゥインカムは160馬力(グロス)、18.5キロのトルクを誇り、当時は自然吸気エンジン車最速(ホンダのアコードSiと並んで、)と言われた車だが、サスが弱くて頭が重くて尻を振りまくるじゃじゃ馬だった。0-100は9秒、0-400は16秒、車重も1100キロと軽量(スーパーサイファGT1と車重が一緒とは驚きだが、)で、当時としてはかなりの快速で気持ちの良い加速をした。
その後はビスタαx、サイファと乗り継いだが、ビスタαxでは175キロ、スーパーサイファでは145キロほどの速度しか出したことがない。さすがにお上が怖くてバリバリとは走れない。一般道では制限速度+15キロ、高速では25キロ程度を目途に運転している。この程度だと運悪くお上に御用になっても青切符で済むだろう。
当時はまさかバイクに乗るなどとは思わなかったので自分で所有した最速車はビスタVSツゥインカムだった。ハイパワーと言うとどうしても馬力に目が行きがちだが、かの三本和彦氏は、「馬力よりもトルクの大きい車の方が速いと感じる」と言う。
たしかにトルクがあるとアクセルを開いた時にぐっと前に出るので速いと感じるだろう。制限速度があってお上の目が厳しいわが国ではエンジンをバリバリ回すよりも中速で大きなトルクが出せるエンジンの方が合っているのかもしれない。
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