21日の日経平均株価は、前半に下げた分を後半でやや取り返したが、利益確定に押された。最後は先物への買いで復活し、前日比56円65銭高の1万7357円51銭と続伸。日銀のETF(上場投資信託)買い期待が株高につながったとの見方もあった。東証1部の出来高は25億1705万株、売買代金は2兆4958億円。騰落銘柄数は値上がり1047銘柄、値下がり640銘柄、変わらず147銘柄。市場は、これと言った材料は見当たらず、ETF買い思惑を支えに下げ渋ったところで、先物に買い仕掛けの動きが出たのではないか。3連休を控え、超短期筋の動きが中心とみられ、中身のある相場とは言えないと言う。
 
21日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、積極的な買い材料が見当たらない中で弱含みとなった。午後5時現在は1ドル=117円56~57銭と前日(午後5時、118円57~59銭)比1円01銭のドル安・円高だった。始まりは、118円20~25銭前後で推移。午前9時前には強含んだが、日経平均株価が反落して始まったことなどからじり安となり、麻生太郎財務相の円安けん制発言が伝わると、一気に117円台前半まで値を下げた。その後、押し目買いなどが入ってやや下げ渋ったが、反発力は弱く、終盤までさえない状況が続いた。日本は3連休前ということもあり、ここから再びポジションを積み上げようという動きは出にくかったようで、前日、119円台に乗せられずに終わったことで、買いのフローが鈍り、市場が少し冷静になった感じがすると言う。衆院の解散から投開票日にかけて日本株は上昇する傾向があり、株高に反応した円売りが来週以降出てくるとの見方はある。しかし、解散観測が出て以降、株価もドル円もこれを織り込む形で上昇してきただけに出尽くし感を指摘する向きもあり、終盤まで買いは強まらなかった。
 
 
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに小幅な下げで引けている。その中でも三菱重工が最も下げ幅が大きいようだが、それでも1%弱と小幅だった。
 
 
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