20日の日経平均株価は、飼い先行で始まったが勢いは続かず利益確定などで押し返されたが、最後は押し目買いなどが入り、前日比12円11銭高の1万7300円86銭と小幅反発だった。東証1部の出来高は24億5324万株。売買代金は2兆2439億円。騰落銘柄数は値上がり788銘柄、値下がり883銘柄、変わらず163銘柄。市場は、円安を受けて切り返したが、買い切れなかった。円の水準を考えるともう少し買われてもよさそうだが、警戒しながらの買いであるので続かない。一方、消費税率引き上げの先送りなど国内には好材料があり、下がってくれば買いが入る。あすも、警戒感と先高感が交錯する流れとなりそうだと言う。
 
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入って買いが強まり、終盤は一時1ドル=119円を試す動きが見られた。午後5時現在は118円57~59銭と前日比1円21銭の大幅ドル高・円安だった。始まりは、118円台前半で推移。午前9時前ごろから短期筋の利食いなどに押されていったん117円台に下げたが、仲値に向けては輸入業者の買いなどが入って118円台に戻し、正午前後からはじり高歩調となった。午後も利益確定売りなどに伸び悩む場面があったが、すかさず買いが入り、午後4時ごろには仕掛け的な買いがストップロスを誘って119円に迫った。正午以降の買いについては、菅義偉官房長官が記者会見で、過度な円高からの脱却は政権公約などと発言したことが、円安容認とみなされた、との見方があった。もっとも、菅氏は同じ会見で、円安にはメリットとデメリットがあるのは事実だなどとも話しており、ドルの騰勢が続く中で、短期筋の買いの口実にされた感じだとも言う。日米の金融政策の方向性の違いなど、ドル高・円安を正当化する理由は多いが、足元は典型的な買いが買いを呼ぶ状態と言う。テクニカル指標などから見ればスピード違反状態だが、明確なドル売り材料が出るまでは、上値を試す動きになりやすいようだ。
 
 
ドルが強いとやはりトヨタの株式も元気が良い。しっかりと上げ幅を稼いでいる。三菱重工は小幅な下落、コマツはやや大きく値を落としているようだ。
 
 
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