19日の日経平均株価は、午前中は利益確定で値を下げたか、その後は戻り期待などで買いが入り、値を戻したが、最後は利益確定に押し込まれて、前日比55円31銭安の1万7288円75銭と反落した。東証1部の出来高は27億6657万株、売買代金は2兆5939億円。騰落銘柄数は値上がり689銘柄、値下がり1010銘柄、変わらず135銘柄。市場は、『解散は買い』の思惑はあるが、高値水準で過熱感もあり、新たな材料が出てこないと上は買えない。とはいえ、日銀のETF(上場投資信託)買いやGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)買いの期待から、下も売れない状況だ。指数は一進一退の動きとなり、25日移動平均線とのカイ離縮小を待ち、その間は個別株物色に傾斜するのではないかと言う。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は投機筋主導の買い優勢の展開となり、終盤も高値圏でのもみ合いが続いた。午後5時現在は1ドル=117円36~37銭と前日比67銭のドル高・円安だった。始まりから値を上げたドルは、午前に117円台に乗せ、午後に入っても強含みの状態が続いた。117円40銭近辺では、117円50銭のオプションに絡んだ売りが抵抗線となったため上値が重くなる場面も見られたが、終盤にかけてもこの日の高値圏で推移した。積極的なドル買い材料は見当たらない上、追加緩和以降のドル円の上げ足の速さに対する警戒感は一段と強まっているものの、投機筋中心のドル買いの流れが続いている間は、逆らっても効率的ではないということらしい。
今日のトヨタは小幅ながら値を上げて引けている。ドルが好調なせいだろうか。三菱重工も同様だが、トヨタほどドルの影響はないだろう。コマツだけが小幅な下落で引けている。
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