17日の日経平均株価は、売りに押されまくって先週末より大きく値を下げ、前週末比517円03銭安の1万6973円80銭と5日ぶりに大幅反落して取引を終了。下げ幅は2月4日の610円66銭安以来の大きさで今年2番目の下げ幅となり、終値ベースでは11日以来の1万7000円台割れ。ドル・円相場は1ドル=115円台半ばと前週末14日に比べ円高で推移した。東証1部の出来高は28億8971万株、同売買代金は2兆8601億円。騰落銘柄数は値上がり110銘柄、値下がり1682銘柄、変わらず42銘柄だった。市場は、日経平均株価は短期的な過熱感を解消するため、11月初旬にもみ合った下限の1万6700円程度まで調整する可能性がありそうで、その後は日柄調整に入ることも想定されると言う。
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価が大幅安で引けたことなどから終盤も反発力は弱く、この日の安値圏での動きが続いた。午後5時現在は1ドル=115円94~95銭と前週末比35銭のドル安・円高だった。7~9月期のGDP成長率が前期比マイナスと予想外に弱く、発表直後は117円台に乗せたが、その後は株安を眺めてじりじりと値を下げる展開。午後は売りに一服感も出たが、日経平均株価が下げ幅を広げる中で買いは入りにくかった。消費税増税の見送り観測によるリスクオンという前週までの相場については、ファンダメンタルズを無視したいびつな状況とも言う。今回、2期連続のマイナス成長という予想外に弱い数字を示されたことで、さすがに増税は延期されると無邪気に喜んではいられなくなった形で、これまでのドル買い・円売りを手仕舞う動きが優勢となった。
今日のトヨタは大きく値を下げた。やはり消費税増税後の経済の停滞が響いているのだろうか。三菱重工も大幅安、コマツだけがささやかな下落で引けている。
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