14日の日経平均株価は、後半は売り買いが目まぐるしく入れ替わったが、円が下げたことで先物が買われて、前日比98円04銭高の1万7490円83銭と4日続伸。終値での1万7400円台は07年10月11日(1万7458円98銭)以来ほぼ7年1カ月ぶり。東証1部の出来高は29億5471万株、売買代金は3兆3038億円。騰落銘柄数は値上がり1148銘柄、値下がり556銘柄、変わらず130銘柄。市場は、後場終盤に切り返したが、為替連動とともにETF(上場投資信託)買いへの期待が背景にあったのではないか。ただ、結果的に、『幻のSQ』(日経平均株価がSQ値にタッチしない状態)に終わり、先行き上値のネックとして意識される。すでにテクニカル的な過熱感があり、来週は一休みがあっても良さそうだと言う。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、国内株価が上昇して引けたことなどを受け終盤も買い優勢だった。午後5時現在は1ドル=116円29~29銭と前日比52銭のドル高・円安だった。始まりは、115円80銭近辺で推移。午前9時すぎに仕掛け的な買いが入って116円台に乗せた後にいったん伸び悩んだものの、午後に入ると主要通貨に対してドルが堅調となる中でドル円は再び上値を試す展開になった。日経平均株価がプラスで引けるなど、リスクオンの流れが見られたこともあり、終盤まで堅調さを保った。直近のドルの上昇ペースに対し、スピード違反との見方は多い。ドルの買い持ちは過去最高水準に達しているため、どこかで調整が入るはずだと考えているようだ。14日の東京時間でも、はっきりしたドル買い材料が出たわけではなかったが、今はドルの上昇に勢いが付いているため、結局、過熱感には目をつぶってドルを買うしかないという。
今日のトヨタはそこそこしっかりと上げている。ドルが強いと好調なのだろう。三菱重工は小幅な下げ、コマツはかろうじてプラス圏で引けたようだ。
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