11日の日経平均株価は、円が下げたことが好感されたのか、先物にまとまった買いが入り、上げ幅を拡大、前日比343円58銭高の1万7124円11銭と大幅反発。終値で1万7000円大台を突破し、07年10月18日(1万7106円09銭)以来約7年1カ月ぶりに1万7100円台に乗せた。終盤は利益確定売りに伸び悩んだが、1万7100円台は維持した。東証1部の出来高は24億1255万株、売買代金は2兆5474億円。騰落銘柄数は値上がり1139銘柄、値下がり573銘柄、変わらず121銘柄。市場は、債券先物売りに株価指数先物買いをベースに円売りが追随した感じだが、結果的に先物に振らされただけ。実態が伴っている訳ではなく、ここからの一段高は考えづらいと言う。
 
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入って強まった買いの勢いは終盤も続き、一段高となった。午後5時現在は1ドル=115円79~79銭と前日比1円77銭の大幅ドル高・円安だった。始まりは、114円80銭近辺で推移していたドル円は午前9時すぎに115円近辺まで上昇したが、同水準で頭打ちとなった。その後は小幅なレンジ内でのもみ合いが正午すぎまで続いた。しかし、午後に入ると日経平均株価が先物主導で上げ幅を広げ、ドル円も買いが強まり、終盤まで強い地合いが続いた。午後の株高については衆院解散や消費税増税延期の観測が買いを誘ったとの見方が出ていたが、いずれも不透明感につながる材料でもあり、やや違和感はあったようだ。しかし、株高に為替が反応し、その為替に今度は株価が反応するという展開になり、流れに逆らうわけにはいかなかったという。11日の米国市場はベテランズデーで金融市場の一部が休みのため、今夜は午後10時ごろまでが勝負なのだろうが、流動性が低下するため、その後の時間帯にさらに振れる可能性はあると言う。
 
 
今日のトヨタは大きく値を上げて昨日の下げを取り戻している。三菱重工はまあまあの出来、コマツはささやかな値上げだった。
 
 
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