離島防衛や災害派遣など多様な任務に対応するため、海上自衛隊は新型護衛艦2隻を2021年度に就役させる。小型で高速航行でき、機雷掃海能力を備えたのが特徴で、防衛省は15年度予算の概算要求で調査費3億円を計上した。
昨年策定された防衛大綱では、今後10年間で護衛艦を47隻から54隻に増やす一方、掃海艇を25隻から18隻まで減らす方針で、新型艦は掃海業務も担う。
新型艦の基準排水量は約3000トンで、速力は約40ノットと従来型護衛艦の速力を約10ノット上回る。他艦艇よりも早く現場海域に派遣し、搭載したヘリコプターで集めた情報などを共有する。海自幹部は「必要に応じて海中を自動で航行する無人機(UUV)も搭載し、海上に敷設された機雷を除去する」と話している。
こうした小型の護衛艦と言うのが有効なのか疑問だ。かつていしかり型というフリゲートが作られたが、小型に過ぎて波の荒い日本周辺では向かないとやや大型化したゆうばり型を含め3隻で建造打ち切りになった。その後は護衛艦の隻数が制限されたので一点豪華主義で護衛艦は大型化の一途をたどり、つき型に至っている。これまでのような多機能高戦闘力航洋型戦闘艦ではなく巡視船の機能を強化したような警備艦を目指すのだろうか。大きい船の方が何かと融通がききそうで便利にも思うが、どうなんだろう。
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