4日の日経平均株価は、前半の大幅な上昇で一時利益確定売りが先行する場面もあったが、あまりの値上げに二の足を踏む投資家が多かったようで、後半は上げ幅を縮小し、前週末比448円71銭高の1万6862円47銭と4連騰。終値での1万6800円台は07年10月19日(1万6814円37銭)以来約7年ぶり。東証1部の売買代金は5兆4304億円と、13年5月23日(5兆8376億円)以来の5兆円大台乗せとなり、歴代2番目の高水準。東証1部の出来高は52億898万株。騰落銘柄数は値上がり1198銘柄、値下がり563銘柄、変わらず72銘柄。市場は、需給主導で上昇したが、すでに9月高値超えで短期的な過熱感が出ている。急落は考え辛いが、とりあえず落ち着き所を探る展開になるのではないか。値固め後には一段高に進むとみていると言う。
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、利益確定売りに押される展開となったが、終盤は押し目買いなどが入って切り返した。午後5時現在は1ドル=113円57~58銭と前週末比2円35銭の大幅ドル高・円安だった。午前中、仲値にかけては輸入業者によるドル買いが入っていったん持ち直す場面もあったが、以後はじり安歩調。日経平均先物が引けにかけて急速に伸び悩んだこともあり、午後3時すぎには113円20銭台まで押された。ただ、その後は買いが入って113円台後半に値を戻した。10月31日に109円台だったドル円は11月3日の欧米市場で114円台まで上昇。わずか2営業日で5円も上げたのだから、1円程度調整するのは当然だったという。今週は米中間選挙の後もECB理事会、米雇用統計の発表とイベントが続くため、上値は利食いに押されやすいと言うが、日米の金融政策や景況感のコントラストが鮮明になっているため「基調はドル高」で、下げた場面では押し目買いが入りやすいようだ。
今日のトヨタはドル高円安で大きく値を伸ばして引けている。三菱重工はそこそこ、コマツはやや高値で引けたようだが、このところの高値はちょっと急過ぎるので当然調整が入るだろう。
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