29日の日経平均株価は、アジア株高などが好感されて日本の33業種はすべて上昇し、前日比224円00銭高の1万5553円91銭と大幅反発。終値での1万5500円台は8日(1万5595円98銭)以来3週間ぶり。買いが一巡した後は、売買が交錯し、総じて高値圏でもみ合い商状となった。東証1部の出来高は21億8717万株、売買代金は2兆1006億円。騰落銘柄数は値上がり1546銘柄、値下がり225銘柄、変わらず59銘柄。市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えている割には強い。無事に通過するとの読みだろう。25日移動平均線を回復し、日足一目均衡表の『雲』下限に迫ってきたが、厚めの『雲』であり、ここからが難所。すんなり行くには一段のボリューム拡大が必要になると言う。
 
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、FOMCの結果発表を前に様子見ムードが広がる中、終盤はポジション調整的な売りに押されてやや軟化した。午後5時現在は1ドル=108円06~07銭と前日比24銭のドル高・円安だった。始まりには、108円10銭近辺で取引されていたドル円は、日経平均株価の上昇や実需の買いを背景に仲値にかけて強含んだが、108円20銭台で頭打ちとなり、その後はこう着状態がしばらく続いた。午後3時すぎにややまとまった売りが出て一時108円を割り込んだが、下値は限定的だった。日米の株高や米金利の上昇など、全体としてはリスクオンの流れになっているが、ドル円については日米金利差に投資家の目が向いているようで、米利上げの後ずれ観測が出ている中ではドル買いは強まりにくいのだろうと言う。終盤の売りについては、FOMCの結果発表を前にしたポジション調整との見方や、東京時間での上値の重さを見た売りとの見方があった。FOMCを通過すればこう着商状に変化が出る可能性もあるが、テーパリング終了は織り込まれており、声明文についてもゼロ金利を相当の期間継続するとの声明文の内容はしばらく維持されるという予想が多い。このため、11月初旬の米雇用統計までは様子見が続くのかもしれないとも言う。
 
 
今日のトヨタはしっかりと値を上げて引けている。三菱重工とコマツは大幅な上昇で終わっている。
 
 
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