24日の日経平均株価は、昼から日経平均先物が強含んだ流れを受け、買い先行で始まったが、直後から売買が交錯し、しばらくもみ合いが続いた。その後は、根強い買いに支えられるとともに、先物買いが入って再び上げ基調で、前日比152円68銭高の1万5291円64銭と反発。終値での1万5200円台は10日(1万5300円55銭)以来、2週間ぶりの高値水準となる。買い一巡後は、戻り売りに抑えられ、伸び悩み商状となった。東証1部の出来高は19億2575万株、売買代金は1兆8760億円。騰落銘柄数は値上がり1149銘柄、値下がり552銘柄、変わらず133銘柄。市場は、後場は下値が固く、日足一目均衡表の『雲』下限に接近しつつあるが、この分厚い抵抗帯を突き抜けるだけのパワーがあるかどうかは疑問だ。いずれにしろ、決算発表の本格化を控え、指数よりも個別対応ということになろうと言う。
24日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、買い戻しなどが入って上昇した。午後5時現在は1ドル=108円24~25銭と前日比1円00銭のドル高・円安だった。始まりは、108円20銭前後で推移。米国の医師がエボラ出血熱の検査で陽性になったと報じられたため、午前中は一時107円80銭台まで軟化したが、下値を売り込むような展開にはならず、その後は108円を挟んだもみ合いが続いた。終盤は、米金利が時間外取引でやや上昇したことなどから買いが入った。午後、欧州勢が参加し始める時間帯になってもエボラ出血熱の感染拡大を懸念した動きは出ておらず、今月半ばまでの不安心理一色といった状況は収まったように見える。ただ、FOMCが視野に入り始めたことで動きが鈍くなっていた上、ドルロングも解消し切れていない状況では、上値は追いにくかったといい、ニューヨーク市場での高値には届かなかった。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともにそこそこしっかりの展開でなかなか具合よく値を上げて引けている。こうして3社の株がそろってしっかりと言うのもなかなか珍しい。
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