23日の日経平均株価は、これと言った材料がないことから動きが鈍く、午後には先物への売りなどで軟調となり、前日比56円81銭安の1万5138円96銭と反落。最後は下値を拾う動きにやや下げ渋る動きとなった。東証1部の出来高は20億1418万株。売買代金は1兆7730億円。騰落銘柄数は値上がり534銘柄、値下がり1183銘柄、変わらず117銘柄。市場からは、日経平均は後場にプラス転換したが、先物売りに再びマイナス圏に沈んだ。中盤には下げ幅が100円を超えたが、200日移動平均線近辺で下げ止まって切り返した。当面は200日線を意識した展開となる。日経平均はすでに回復しているが、TOPIX(東証株価指数)はまだ。TOPIXも回復してくれば、調整一巡感が広がると言う。
23日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安などを背景に終盤も上値の重い展開となっている。午後5時現在は1ドル=107円24~26銭と前日比29銭のドル高・円安。早朝のドル円は107円15銭前後で推移し、午前中はHSBC中国製造業PMIが予想より強かったことなどで日経平均株価が下げ渋ったため、107円30銭台まで上昇した。ただ、一段と上値を追うには手掛かり難だった上、株価が後場にいったんプラス圏に浮上しながら値を消したこともムードを悪くした。この日の東京市場のドル円は上下30銭程度の狭いレンジ内での推移に終始した。前週までのリスクオフの動きはかなり落ち着いたが、株価の不安定さなどを見る限り、まだ傷は癒えていない感じのようだ。今晩は、米週間新規失業保険申請件数などの発表が予定されており、これらの指標次第で振れる可能性もあると言う。
今日はトヨタが小幅ながら値を上げて引けている。三菱重工は変わらず動きなし。コマツがやや値を落として引けたようだ。
日本ブログ村へ(↓)