14日の日経平均株価は、前半に比して先物への売りが入り、さらに値を下げ、前週末比364円04銭安の1万4936円51銭と大幅に5営業日続落。全面安商状となり、終値での1万5000円割れは8月8日(1万4778円37銭)以来ほぼ2カ月ぶりの安値水準。世界的な景気の先行き不透明感が指摘されるなか、現地14日に発表される独10月ZEW景況感指数を見極めたいとの空気もあり、手じまい売りが続いた。東証1部の出来高は27億5132万株、売買代金は2兆6864億円。騰落銘柄数は値上がり131銘柄、値下がり1672銘柄、変わらず29銘柄。市場は、後場は右肩下がり。1万5000円はあくまでも心理的なフシ目であり、次の下値めどとしては8月8日安値が意識される。全体が上がるというイメージはなく、銘柄は絞られてくるとみていると言う。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、実需の買いや押し目買いが下値を支えた一方、株価が大幅安となる中で上値は重く、終盤にかけても1ドル=107円台前半でのもみ合いが続いた。午後5時現在、107円23~25銭と前営業日比85銭のドル安・円高だった。始まりは、106円70銭台まで下落したものの、売り一巡後は連休明けに伴う実需買いが比較的多く入ったことなどもあって下げ渋り、正午前には107円30銭近くまで戻した。午後は日経平均株価が下げ幅を広げる中で戻りの鈍さが見られたが、終盤まで107円台は維持した。米国経済が順調に回復する中でも米国株の下げが止まらず、米金融政策が正常化に向かうことに伴う不安定さが出てきていると言う。米国の金融緩和政策が出口に向かう過程でリスクマネーの縮小に対する警戒感が出ることなどはある程度予想されていたが、IMFによる世界経済見通しが下方修正され、G20財務相・中央銀行総裁会議など前週末の国際会議では景気に対して慎重な見方が出るなど、タイミング悪く不安心理を強める材料が重なったと言う。14日の東京市場では107円近辺で底堅さを見せたが、米株に底入れ感が出るまでは、買いは入りにくいのではないかという。
今日はトヨタが大幅な下げで引けている。こんなに下げるのも珍しい。三菱重工も大きく下げている。コマツだけがやや小幅な下げで踏ん張っている。
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