中国メディア・海南日報は13日、今月2日に横須賀の外海をはじめて試験航行した海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)「いずも」について、日本政府が2020年ごろにF-35B垂直離陸艦載機を搭載させ、航空母艦に格上げさせることを検討していると報じた。

海上自衛隊が建造した戦後最大の戦艦である「いずも」はDDHとされているが、トン数や構造から外部からは「準空母」と称されている。2015年3月に就役する「いずも」は、周辺国家や世界の平和に重大な脅威を与えることになるだろう。

米国の軍事関連サイトは、「いずも」はF-35B垂直離陸艦載機8~12機が搭載可能だと指摘する。

F-35Bは短距離での離着陸能力を有し、水平飛行中は超音速まで加速することができる。また、垂直着陸も可能だ。多くの先進兵器を搭載し、対地、対海、対空の戦闘も行える。空中給油も可能で、採用されたレーダーの技術は米軍最新鋭のF-22ステルス戦闘機とほとんど差がない。

カナダの軍事メディア「漢和ディフェンスレビュー」によれば、F-35Bは制空を担う殲-15よりも高い攻撃・戦闘性能を有しており、「優れたステルス性能やレーダーによって、空中戦では殲-15よりも先に攻撃を仕掛けられる可能性が極めて高い」。ただ、接近戦では殲-15に分があるという。

スキージャンプ式甲板のない「準空母」から離陸する際には、弾薬や燃料の搭載量が大きく制限されるため、作戦能力にも影響が出る。今のところ、SH-60J対潜ヘリ、AH-64DJアパッチ・ロングボウ戦闘ヘリとF-35Bが「いずも」に配備される「三種の神器」となりそうだ。
 
ひゅうがが完成した時に自衛隊は、「固定翼機やジェット機の運用は想定していない」と話していたが、オスプレイをあっさりと艦内に収容したのを見て、「やっぱり固定翼機の運用を想定して建造している」と思ったが、あれだけの艦を建造するのだからその程度は想定して建造しているのだろう。いずもは全長250メーター、幅は40メーター、19,500トンとは言っているが、満載では3万トンに近いだろう。
 
 
中国は旧ソ連の建造途中の空母をスクラップとして買い入れて長い期間をかけて空母らしきものを建造したが、まともに機能していない。護衛艦とは言え、実質的に軽空母4隻をあっという間に建造した日本はとんでもない脅威だろう。F35を買い増しするそうだが、一部をF35Bとして運用すればあっという間に機動部隊が完成する。スキージャンプ台などあっという間に装備するだろう。リニアモーターを使ったカタパルトを開発するかもしれない。中国にとっては日本はやはり大きな脅威なのだろう。
 
 
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