政府は6日、初の国産潜水艦技術の輸出に向け、近くオーストラリア政府と協議に入る方針を固めた。

豪州のジョンストン国防相が今月中旬に来日し、江渡防衛相との間で潜水艦の共同開発に向けた協議開始で合意する見通し。アジア太平洋地域への海洋進出を強める中国の動向をにらみ、高度な潜水艦技術の提供を通じ、日豪両国の安全保障協力を強化する狙いがある。

豪州への輸出が検討されているのは、海上自衛隊で最新鋭の潜水艦「そうりゅう型」。原子力を使わない通常動力型では世界最大級で、潜航深度や航続距離、敵に気づかれずに航行する静かさなどで世界トップの技術水準を誇る。

豪州は、急ピッチな軍拡を続ける中国を念頭に、老朽化が進む潜水艦の更新を目指して日本の潜水艦技術に関心を示してきた。ただ、日本政府内ではこれまで、機密性が高い潜水艦技術の輸出に慎重論が根強かった。今年7月の安倍首相とアボット首相による日豪首脳会談でも、「船舶の流体力学の共同研究」での合意にとどまっている。
 
 
対中国包囲網を敷くためにはオーストラリアは欠かせない。そのオーストラリアと防衛協力をすることは良いことだと思う。そうりゅう型は通常動力潜水艦では世界最大、最高性能の潜水艦で太平洋を戦場とするオーストラリアにはまたとない潜水艦だろう。要求性能に見合う入手可能な潜水艦がこれしかないというならぜひ欲しいところだろう。オーストラリアも成熟した民主主義国家で利益を同じくする同盟国なので可能な限り技術輸出をして同盟関係を強固にしておくべきだろう。
 
 
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