7日の日経平均株価は、売り物がちで軟化、さらに円が下げ渋ってさらに値を下げ、最後はやや下げ渋ったが、手遅れの感があり、前日比107円12銭安の1万5783円83銭と3営業日ぶりに反落。東証1部の出来高は21億1194万株、売買代金は2兆130億円。騰落銘柄数は値上がり400銘柄、値下がり1347銘柄、変わらず83銘柄。市場からは、安倍首相が午後の衆院予算委員会で、円安にはプラス、マイナス両面の影響があるとの認識を示し、円高方向に振れ出したことで日経平均も値を消した印象だ。目先は、現地8日のFOMC議事録の内容を見極めたいところだが、週末10日のSQ算出に向けて先物に仕掛け的な売買が出るかどうかに注目したいと言う。
 
 
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、黒田東彦日銀総裁の記者会見でドル買い・円売りを誘うような発言がなく、終盤も軟調な展開が続いた。午後5時現在は1ドル=108円50~50銭と前日比92銭のドル安・円高だった。始まりは、108円80~90銭前後で推移。午前中は短期筋の買い戻しや実需の買いが入ってじり高、正午前には109円20銭台まで上昇した。午後もしばらくこの日の高値圏でのもみ合いが続いたが、午後1時半すぎから急速に売りが強まった。その後も売り優勢の展開が続き、終盤は108円台前半まで押された。黒田日銀総裁の参院予算委員会での追加緩和に対する発言も手伝い、ドル円は戻り歩調となったが、午後は安倍晋三首相の発言をきっかけに売りが強まった。首相は円安のメリット、デメリット両方に触れていたが、ドルの上値が重かったため、利食いや仕掛け的な売りのきっかけとなったという。午後3時半からの黒田総裁会見では為替についてこれまでより踏み込んだ発言はなく、ドル円は終盤も軟調。米雇用統計を通過し、材料出尽くしといった感じになっているため、ドル安方向の要因に反応しやすいと見るようだ。
 
 
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工は大きく値を落として引けている。コマツは中間程度でまあこんなものだろうというところだ。
 
 
日本ブログ村へ(↓)