2日の日経平均株価は、前場引け後に円が1ドル=108円台半ばと強含んだことや、午後に株価指数先物への売り物を交えて一段安となり、9月17日以来約2週間ぶりに1万6000円台を割り込み、同1日以来約1カ月ぶりの安値水準となった。東証1部の出来高は26億6102万株。売買代金は2兆5939億円。騰落銘柄数は値上がり40銘柄、値下がり1778銘柄、変わらず12銘柄。市場は、2日の下げ幅は想定以上。25日線を下抜けたことで売りが広がったほか、追加金融緩和思惑のある日本時間今晩のECB理事会を前に、何も材料が出ない場合のリスクを織り込む動きがあったのかも知れない。ECBで何もなかった場合には、あすもう一度売られる可能性があると言う。
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤は押し目買いや買い戻しに支えられ、しっかり。午後5時現在は1ドル=108円82~83銭と前日比98銭のドル安・円高だった。始まりは、109円前後でのもみ合いがしばらく続いていたが、午前11時すぎに108円90銭を割り込むとストップロスの売りが加速し、さらにニュージーランドドルに対して米ドルが売られたことも響いて、正午すぎには108円50銭近辺まで押された。ただ、同水準では押し目買いが入って下げ渋り、終盤はドル売りに一巡感が出る中で、強含みとなった。1日の米市場はリスク回避ムードから株価、ドルともに大幅な調整となり、2日の東京市場も午前中は米市場の地合いを引きずる形となったが、冷静に考えれば、6円上昇した後の1~2円の調整は当然。日米の景況感の違いなどから、基調はドル高と言う。しかし、日経平均株価の大幅調整を見せられただけに、すぐに強気にはなれなかったようで、109円台を回復するような勢いはなかった。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を下げて引けている。時に三菱重工の下げ幅が大きいようだ。
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