12日の日経平均株価は、昼過ぎから円安ドル高傾向が進んだことから値を伸ばし、一時期、利益確定に押されたが、押し目買いで盛り返し、前日比39円09銭高の1万5948円29銭と5日続伸。来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)とスコットランドの独立を問う住民投票などの重要イベントが予定されていることから、手控えムードも強く、小幅高水準にとどまった。東証1部の出来高は27億4729万株。売買代金は3兆1194億円。騰落銘柄数は値上がり765銘柄、値下がり913銘柄、変わらず147銘柄。今日算出の株価指数先物・オプション9月物のSQ(特別清算指数)確定値は1万5915円98銭。市場は、1万6000円に届かなかったことから、3連休を前に、利益を確定する動きが強まった。ただ、特段の売り材料もなく、下がれば拾う動きが入った。FOMCでは、予想以上に早く利上げが行われるとの観測が広がることも考えられる。来週前半の日経平均はFOMCの結果待ちに様子見ムードが強まる可能性があると言う。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に売りが優勢となったものの、先高観などを背景に押し目買い意欲が強く、終盤まで下値は堅かった。午後5時現在は1ドル=107円18~18銭と前日比33銭のドル高・円安だった。始まりは、107円10銭前後で推移。小安く始まった日経平均株価が切り返したのと歩調を合わせるように、午前中はじり高となった。午後1時すぎには107円40銭近くまで上昇したが、その後は売り優勢に転じ、伸び悩んだ。3連休前ということもあって、午後は手じまい売りなどに押され気味だった。ただ、週初からの上げ幅に比べれば午後の調整幅はごく小さく、107円を割り込むような雰囲気はなかった。黒田日銀総裁による円安容認発言もあり、ドルの先高観から押し目買いが入りやすくなっているという。別の市場関係者は、最近の上げ足の速さに対する警戒感を示しながらも、今は流れに乗れという感じなのかもしれないと言う。前日は米国市場でドル高・円安が進んでおり、今夜も欧米市場で円売りが強まるかもしれないという声も聞かれたようだ。
今日のトヨタは円安傾向もあってかしっかりと値を上げている。三菱重工は小幅ながらこれも値を上げている。コマツもしっかりムードだった。
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