11日の日経平均株価は、円安ドル高の為替基調を背景に、前日比120円42銭高の1万5909円20銭と4日続伸した。終値ベースでの1万5900円台は1月10日以来8カ月ぶり。黒田東彦日銀総裁が、物価目標の達成が困難な場合にはちゅうちょなく調整という趣旨の発言を受けて、追加金融緩和観測が広がり、円が売られた。東証1部の出来高は21億3187万株。売買代金は2兆904億円。騰落銘柄数は値上がり817銘柄、値下がり840銘柄、変わらず167銘柄。市場は、明日も為替にらみの展開が続く。日経平均は昨年末高値1万6320円が意識されている。円安基調が続くなら、明日に1万6000円を試しにいってもおかしくはないと言う。
 
 
11日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、1ドル=107円台に乗せた達成感などから上げ一服となった。午後5時現在は106円85~86銭と前日比23銭のドル高・円安だった。始まりは、106円85銭前後で推移。午前中は直近の上昇に対する調整的な売りなども出て上値を抑えられたが、下値は堅く、106円70銭台を中心とする比較的狭いレンジ内でのもみ合いがしばらく続いた。安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁の会談が終わった午後1時ごろから買いが強まって107円台に乗せたが、終盤は少し伸び悩んだようだ。首相と日銀総裁の会談については、伝えられた黒田総裁の発言を見る限り、新しい内容はなかったが、107円が意識される水準になっていたため、買いを仕掛けるにはちょうど良いきっかけになったのだろうという。ただ、ドル円は長らくもちあい相場が続いてエネルギーがたまっていたとはいえ、最近のドルの上昇ペースは少し速過ぎる感じがすると言い、上値追いの勢いは続かなかった。終盤も底堅さは保ったが、これからは少し神経質な展開になるかもしれないとも言う。
 
 
今日もトヨタはドル高に支えられてしっかりの展開だったようだ。三菱重工は小幅ながらそれなりに堅実、今日はコマツが最も値を伸ばしたようだ。
 
 
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