10日の日経平均株価は、前半は売り先行だったが、後半になって円安傾向などもあり、先物主導でプラス圏に浮上、前日比39円63銭高の1万5788円78銭と3日続伸。終値ベースで1月22日(1万5820円96銭)以来の高値水準となる。TOPIXは同7.17ポイント高の1306.79ポイントと1月8日の年初来高値1306.23ポイントを更新した。その後は上げ一服となったが、引けにかけて根強い買いに支えられ、高値圏を保った。東証1部の出来高は19億4637万株、売買代金は1兆8663億円。騰落銘柄数は値上がり1090銘柄、値下がり581銘柄、変わらず152銘柄。市場からは、円安方向に動き、先物に比較的まとまった買い物が入り、上昇のきっかけになった。週末にSQ(特別清算指数)算出を控え、SQ週の水曜日はさえない展開と予想していた向きも少なくなく、踏まされた影響で上げが大きくなった面もあろうとの声が上がっていたようだ。
 
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、相場の底堅さを受けた買いが強まり、終盤に一段高となった。午後5時現在は1ドル=106円62~63銭と前日比32銭のドル高・円安だった。朝方から実需買いなどにじり高で推移したドル円は、午後に入り、日経平均株価がプラスに転じたことなどから買いに弾みが付き、106円台半ばまで上昇した。さらに東京時間の終盤にかけても、ドル円が伸び悩んだ時間帯も底堅さがみられた上、米長期金利が時間外取引で強含んだことで、欧州勢から新たな買いが入ってきたことから一段高となった。来週のFOMCでフォワードガイダンスがタカ派寄りに変更されるとの思惑も出ており、上を試す動きはもう少し続くかもしれないとの見方があった。最近のドルの上げ足の速さに対する警戒感もあるものの、今はユーロもポンドも円も買いにくく、結果的にドルが上昇しやすいようだ。
 
 
今日のトヨタは円安傾向もあってしっかりと値を上げたようだ。三菱重工は小幅ながら上昇、コマツは極めて小幅な上昇に止まった。
 
 
日本ブログ村へ(↓)