8日の日経平均株価は、後場になって上げ幅を縮小したが、底堅さでプラス圏を維持し、前週末比36円43銭高の1万5705円11銭と3日ぶりに反発して取引を終了。午後2時に発表された8月景気ウォッチャー調査では、2-3カ月先の景気の先行きに対する判断DIは前月比1.1ポイント低下の50.4と3カ月連続で低下したが、市場の反応は限定的だった。東証1部の出来高は17億7744万株で、同売買代金は1兆5240億円。騰落銘柄数は値上がり1272銘柄、値下がり455銘柄、変わらず96銘柄だった。市場は、下値には年金資金とみられる中・長期の資金が流入して底堅いが、一方で、もう一段の上昇に向かう材料に欠けることから、海外投資家の参加が少なく、1部市場の売買代金が低位で推移する状況が続く可能性もありそうだと言う。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、決め手となる材料に欠ける中、1ドル=105円台前半での小動きとなった。午後5時現在は105円12~12銭と前週末比13銭のドル安・円高だった。ドル円は朝方、105円20銭台に乗せるなど堅調に推移したが、買い先行で始まった日経平均株価が上げ幅を縮小し、一時マイナスに転じるなど不安定な動きになるとじり安基調をたどった。105円前後では買い戻しも見られたものの上値は重く、午後も105円10銭前後でのもみ合いが続いた。重要イベントだった米雇用統計を通過したことで、利益確定や調整のドル売りが断続的に出ているという。一方、ドルの先高感は強く、ドル上昇のきっかけになりそうなイベントが続くことからドル売りは強まらず、105円が近づくとすかさず買いが入るという。英紙サンデー・タイムズが前週末、スコットランド独立の是非を問う住民投票を前にした最新の世論調査で「賛成」が「反対」を初めて上回ったと報じ、英経済の先行き不安感が高まったことからポンド売り・ドル買いが強まったこともドル円の下値を支えたとされる。
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工は小幅ながらしっかり、コマツも同様でしっかりだった。
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