5日の日経平均株価は、先物買いに押し上げられて値を伸ばした株価も午後には先物売りに押されて下げ戻し、前日比7円50銭安の1万5668円68銭と小幅続落だった。週末要因に加え、現地5日に米8月雇用統計の発表を前に、手控え気分が尾を引いた。東証1部の出来高は20億2682万株、売買代金は1兆6980億円。騰落銘柄数は値上がり603銘柄、値下がり1044銘柄、変わらず175銘柄。市場では、円安一服感が出始めており、今晩の米雇用統計を受けて一段の円安進行にでもならないと、来週は週末SQ(特別清算指数)算出に向けて調整する可能性がある。ボリュームを伴わず、短期筋中心の動きであり、腰の据わった資金が入ってこないのはネックになると言う。
 
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、動意が薄く小動きとなっている。朝方に高値を付けた後は上げ一服となり、午後は米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強かった。午後5時現在は1ドル=105円25~25銭と前日比32銭のドル高・円安だった。始まりは、105円30銭台で推移していたが、午前8時40分ごろから買いが入り、ストップロスの買いを巻き込んで105円70銭近辺まで値を上げた。しかし、買い一巡後は売りに押されて伸び悩み、正午前には早朝の水準に戻った。午後はこう着商状となり、欧州勢が参加し始める時間帯になってもドル円の動きは鈍かった。朝方は仕掛け的な売りをきかっけに一段高となったが、ユーロや円のショートポジションがたまってきており、米雇用統計の発表を前にいったん手仕舞いたい向きも多かったようだ。その後は利食いに押されて値を消した。ただ、最近のドルの上げ足が速く、買いそびれた向きなどから押し目買いが入ったようで、105円台前半では底堅く推移したようだ。
 
 
トヨタは手堅く値を上げているが、ドル高の恩恵だろうか。三菱重工とコマツは小幅に値を落として引けている。
 
 
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