20日の日経平均株価は、円安傾向から先物にまとまった合いが入ったが、その後は戻り売りに押されて、前日比4円66銭高の1万5454円45銭と小幅ながら8営業日続伸だった。昨年12月後半の9営業日続伸に次ぐ連日の上昇となった。新規の手掛かり材料に乏しいうえ、連日上昇への警戒感もあり、手控え気分が尾を引いたようだ。東証1部の出来高は18億3270万株、売買代金は1兆5636億円。騰落銘柄数は値上がり770銘柄、値下がり861銘柄、変わらず187銘柄。市場からは、下がれば買いが入ってくるが、商いが少ない。円安が下支えする一方、米ジャクソンホールでのイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を見極めるまでは上値には手が出しづらい。戻りを試すには、きかっけが欲しいところだとの声が聞かれたようだ。
 
 

20日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も買いが続き一段高となった。午後5時現在、1ドル=103円29~29銭と前日(午後5時、102円59~60銭)比70銭のドル高・円安だった。始まりは、102円90銭前後で推移。午前中は103円を試す動きが出ても買いが続かず上値は重かった。午後は商いが薄くなったところでの仕掛け的な買いで103円台に乗せると、予想に反してレンジを上抜けたことでストップロスの買いが強まったようで、水準が切り上がった。午後は高値圏で推移。午後4時ごろからは利食い売りも出てやや伸び悩んだが、下値は堅く、午後5時前には再び買いが強まって103円30銭前後まで上昇した。前日の米国では住宅関連指標が予想を上回り、ロシアとウクライナの首脳会談が開かれると報じられるなど、ドル買いを正当化する口実はあったという。ただ、週末のイエレンFRB議長講演などを控えて本来なら積極的に動きにくいタイミングで、このままドル買いが続くとは考えにくい。103円台は実需の売りも強まるとの見方もあるようだ。
 
 
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに下落したが、コマツが下がり幅が一番小さかったようだ。
 
 
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