11日の日経平均株価は、前場から堅調でドル高傾向だったこともあって、前週末比352円15銭高の1万5130円52銭と大幅反発して取引を終了。一時383円17銭高の1万5161円54銭まで上昇する場面もみられた。終値ベースでは今年に入り6番目の上げ幅となった。あれだけ下げれば反動で買いが入るだろうが、・・。東証1部の出来高は18億7491万株、同売買代金は1兆8608億円。騰落銘柄数は値上がり1654銘柄、値下がり138銘柄、変わらず25銘柄で、9割以上の銘柄が上昇した。
 
 
東京外国為替市場のドルの対円相場は、午後は午前に比べると小緩んでいるものの、新規の買い材料が見当たらない中、狭いレンジでの取引が続いている。午後5時現在、1ドル=102円09~10銭と前週末比40銭のドル高・円安だった。始まりは、102円10銭台で推移。前半は日経平均株価の大幅上昇を眺めながら一時102円20銭前後まで上昇したが、買いに勢いはなかった。後半は、102円10銭台でのこう着状態となり、欧州勢が参加し始める午後3時以降はドル安方向に振れる場面があった。東京市場ではドル円が伸びを欠いたため、欧州勢はドルに対して利食い売りや調整売りでスタートしたいう。日経平均は300円超上昇し、ドル円も102円近辺で踏みとどまるなど底堅さはあった。ウクライナ問題もイラクの混乱も急に飛び出した話ではないとの声もあり、リスク回避のムードはいったん落ち着いたように見える。しかし、日経平均は8日の下落幅を完全には取り戻してはおらず、ドル円も上値の重さが目立っており、リスクオンに転じたわけではなく、しばらく地政学的リスクを巡る動きには神経質にならざるを得ないと言うところが市場の本音だろう。
 
 
日経平均が大きく上げた割にはトヨタと三菱重工の上げ幅は結構渋い。小幅と言っても良い値だ。コマツはそれなりにしっかりと値を上げているが、それでもやはり渋いようだ。
 
 
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