23日の日経平均株価は、前半は買いになびいたが、後半は売りに押し込まれ、下げたところでもみ合いに終始したので、前日比14円72銭安の1万5328円56銭と小反落だった。手掛かり材料難に加え、本格化する第1四半期(14年4-6月)決算の発表を控え、様子見気分が強まった。東証1部の出来高は17億8525万株、売買代金は1兆4778億円。騰落銘柄数は値上がり752銘柄、値下がり905銘柄、変わらず159銘柄。市場では、ほとんど動きがない。指数に影響を与えない個別株の集中物色にとどまる。決算が発表されても個別の話であり、指数を動かすには何らかのきっかけがないと難しいだろうと言う。
23日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ユーロ円の下落に引きずられる形でやや軟化した。午後5時現在、1ドル=101円37~38銭と前日比12銭のドル安・円高だった。始まりは、101円45~50銭程度で推移。輸出業者によるドル買い・円売りもあって中盤前後までは堅調だった。しかし、豪CPI発表後に豪ドル買い・米ドル売りが強まり、これになびく形でドル円も軟化した。後半は手掛かりが少なく、101円40銭前後でのこう着状態がしばらく続いた。終盤は、ユーロ円の下げとともにドル円もやや弱含みとなったが、下値は堅かったようだ。この日の東京市場ではリスクオフの巻き戻しの動きは一服した。ウクライナや中東など、地政学的問題が解決に向かっているわけではなく、一気にリスク許容度は高まらないようだ。国内には手掛かり材料が少なかった上、英中銀金融政策委議事録公表やカーニー総裁の講演が予定されていることもあり、午後は様子見ムードが強かったようだ。
今日のトヨタは小幅ながら値を上げて引けている。三菱重工はしっかりの値上がりだったが、コマツは小幅な下落で終わったようだ。
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