16日の日経平均株価は、後場寄り付きから売買が交錯し、前日の終値を挟んで小幅もみ合いが続いたようで、材料難もあって、手控え気分が尾を引き、前日比15円86銭安の1万5379円30銭と3日ぶりに小反落だった。東証1部の出来高は18億4963万株、売買代金は1兆6834億円。騰落銘柄数は値上がり721銘柄、値下がり952銘柄、変わらず142銘柄。市場では、商いが少なく、後場は凪状態だ。個別株物色は根強いが、指数はカヤの外。米決算が良好とはいえ、イエレンFRB議長が議会証言で、一部SNSやバイオ関連株の割高感を指摘したことは日本市場にとっても重しになると言う。
16日の東京外国為替市場のドル円相場はおおむね底堅かったが、終盤は利益確定売りに押されてやや伸び悩んだ。午後5時現在、1ドル=101円69~69銭と前日比13銭のドル高・円安だった。始まりは、101円65銭前後で推移し、中盤にかけては実需の買いが入って水準を切り上げた。後半は強もちあいの状態がしばらく続いたが、終盤は上値の重さを意識した売りなどに押された。イエレンFRB議長の議会証言を受けてドルが買われた米市場の地合いを引き継ぎ、東京市場はおおむね底堅かった。ただし、東京時間には新しい材料が出なかった上、イエレン議長の発言も、雇用が予想以上に強くなれば引き締めのペースを上げるというだけで、タカ派に転向したわけではない。ヒステリックに反応する内容ではなかったと言い、ドルの上値追いは難しかったようだ。
今日のトヨタは小幅ながら値を上げて引けている。反面、三菱重工とコマツは小幅な下落だった。
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