15日の日経平均株価は、買い主導で始まったが、午後に先物にまとまった売りが入ったことから上げ幅を縮小し、前日比98円34銭高の1万5395円16銭とやや伸び悩みだったが続伸した。終盤は戻り売りに抑えられ、上値の重い展開となった。新規の手掛かり材料に乏しいうえ、黒田日銀総裁の会見や、イエレンFRB議長の米議会証言を控えていることもあり、手控え気分に傾いた。東証1部の出来高は20億9293万株、売買代金は1兆7419億円。騰落銘柄数は値上がり1108銘柄、値下がり548銘柄、変わらず159銘柄。市場では、後場に入り、動きが鈍くなってきたが、日経平均1万5500円を前にしたレンジ相場に変わりはない。個人は局地戦に集中し、年金は上値に手を出さない状況だ。外国人が本腰入れて買ってこないと、上げに弾みがつかない。ただ、決算期待は根強く、下値も固いと言う。
 
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、投資家心理が落ち着く中、終盤もしっかりした動きとなった。午後5時現在は1ドル=101円56~56銭と前日比10銭のドル高・円安だった。始まりは、101円50銭台で推移。日経平均株価の上げ幅拡大を眺め、ドルも中盤に向けて101円65銭前後まで上昇した。ただ、101円60銭台では売り物が厚かったとされ、同水準では上値を抑えられた。午後は株価が頭打ちとなったことなどからドル円も水準を切り上げることはなかったが、底堅さを保った。後半は、ドルの堅調さについては、金融政策の現状維持発表後も株価がそれほど下げなかったため、安心感が出たと言う。また、黒田日銀総裁の午後の会見は、目新しい発言がなく、その上、今晩のイエレンFBR議長の議会証言を控え、様子見姿勢になりやすかったようだ。
 
 
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに小幅な伸びに止まった。特にトヨタはドルの重さが嫌気されたのか最小限の伸びに止まったようだ。
 
 
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