日本の領空を侵犯する恐れのある外国の軍用機に対し、自衛隊の戦闘機が緊急発進する「スクランブル」の回数が、ロシア軍機に対して急増し、1四半期分としては過去最多を大幅に上回りました。

防衛省が発表した4~6月までの3か月間の自衛隊機によるスクランブルの回数は340回で、過去最多だった昨年度第3四半期の255回から大幅に増えました。昨年度1年間のスクランブルの回数は過去最多の810回でしたが、これを上回るペースです。

国別では、ロシア軍機に対する出動が235回と、全体の3分の2を超えて前期の2倍以上に増え、一方、中国軍機に対するものは104回でした。

ロシア軍の爆撃機や偵察機などは、4月に1週間にわたり日本を1周するような長距離の飛行を繰り返したため、自衛隊機が同じ機に対して何度もスクランブル発進していました。この時期には、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアとアメリカの関係が悪化。また、朝鮮半島周辺ではアメリカと韓国による軍事演習が行われていました。
 
 
西は中国、北はロシア、日本の周辺は極めてきな臭い状況だ。戦闘機の数は減り続けて来たが、ここに来て偵察飛行隊を解体して戦闘機体に組み込み、20機ばかり戦闘機が増加した。実際にはもっと戦闘機が欲しいところだろうが、金の問題もありなかなかそうもいかないようだ。未だに神学的な自衛権論争が盛んだが、国をどう守って行くのか、現実的な手立てが望まれる。
 
 
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