24日の日経平均株価は、前半は売られていた先物が下げ渋ったことから買いが先行し、円が弱含んだこともあって、前日比6円96銭高の1万5376円24銭と小幅ながら続伸。終盤は、戻り売りに上値を抑えられ、伸び悩み商状となったが、プラス圏は維持した。東証1部の出来高は20億1359万株、売買代金は1兆8650億円。騰落銘柄数は値上がり1127銘柄、値下がり529銘柄、変わらず159銘柄。市場からは、先物買い・インデックス買いのパターンだが、前場安値からはジリ高歩調となり、年金買い思惑は消えていない。今日閣議決定される予定の改定成長戦略については、織り込み済みとの見方が大勢のようだが、見極めるまでは期待感が残るといえよう。やはり、ネックはテクニカル上の過熱感だと言う。
24日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤、強含んでいる。午後5時現在、1ドル=101円96~97銭と前日比09銭のドル高・円安だった。始まりは、101円90銭台で推移。日経平均株価が午前中はマイナス圏で推移していたため、ドル円も午前中は弱含みとなった。後半は、日経平均が切り返すのと歩調を合わせるように、やや買い戻された。株式市場の引け後もドル円は強含みの展開となり、102円近辺まで戻している。終盤、ドル買いを誘うような具体的な材料は見当たらず、市場では、骨太の方針や成長戦略の閣議決定・発表を前に、ポジション調整的な動きが出たのかもしれないと言う。その成長戦略については、報道や素案の発表などで内容はおおかた織り込まれていると言うが、101円台前半ではドル買いが並んでいるため、仮に新味に欠ける内容だったとしても、下値は限られそうだ。閣議決定によりイベントを通過したとの雰囲気が広がれば、これまで様子見を決めていた投資家が、動いてくるかもしれないと言う。
昨日のトヨタはやや下げ渋って小幅安の展開、三菱重工も同様だった。コマツだけが小幅ながら値を伸ばして引けている。
日本ブログ村へ(↓)