防衛省は北朝鮮の弾道ミサイル開発に対処するため、新たなミサイル防衛(MD)システムの本格研究に着手した。大気圏外から地上に向かって再突入してくる弾道ミサイルを高々度で撃ち落とす「終末段階高々度地域防衛(THAAD)」ミサイルと、イージス艦から発射する「海上配備型迎撃ミサイル(SM3)」の地上型導入に向け、米国と協議を開始した。
自衛隊の弾道ミサイル対応はまず、海上に展開したイージス艦がSM3を発射し大気圏外でミサイルを破壊。失敗した場合は、地上に展開した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で撃ち落とす2段構えの対応となっている。
本格研究するのは、SM3とPAC3の間のタイミングでの迎撃態勢だ。THAADは米国が順次配備を行っている新型の迎撃ミサイルで、大気圏外から大気圏に再突入した弾道ミサイルを撃ち落とすことができる。2006年から13年にかけて行った11回の迎撃テストで全弾が命中。米軍はTHAADを韓国に配備することを検討している。
地上型SM3は米軍が欧州のMDの一環として実験を重ねている。米国は5月、地上配備型SM3ミサイルの発射実験に成功。15年からルーマニアに配備する方針だ。海上型のSM3とは異なり、イージス艦を海上に展開させる必要がないため機動能力に優れ即応性が高い。
これだけ濃密なミサイル対策をするのは北朝鮮よりも中国対策じゃないだろうか。配備するミサイルの数にもよるが、相当のミサイルを撃ち落とせるだろう。もっとも核弾頭がついていれば1発着弾すれば戦意喪失かも知れないが、・・・。よほどのことがない限り核は使えないだろう。使ったとたんにその国も崩壊するだろう。自衛隊も本音を言えば抑止力として核弾頭を装備したいところだろうが、それもなかなか難しいだろう。いっそのこと福島第一原発の核燃料でもH2に載せて高性能爆薬とともに相手の国に撃ち込んでやるか。60トン以上もあるというのだから結構効くだろう。ちょっと不謹慎かもしれないが、・・・。
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