20日の日経平均株価は、前場で買いが先行して値を上げたが、ちょっと上げ過ぎたのか利益確定に押されて値を下げ、その後、先物にも売りが出て押しまくられて、前日比11円74銭安の1万5349円42銭と4日ぶりに小反落だった。値が落ち着いてからも上げ下げを繰り返し、方向感に乏しい展開が続いた。東証1部の出来高は29億5091万株、売買代金は2兆5968億円。騰落銘柄数は値上がり636銘柄、値下がり1040銘柄、変わらず138銘柄。市場からは、前場は昨日の好地合いを引き継ぎ、後場はポジションが傾いた短期筋の売り買いに振らされた感じだ。テクニカル的な過熱感は出ているが、年金買いに外国人買いが観測され、売りにくい場面でもあるとの声が聞かれた。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も新たな手掛かり材料が見当たらず、こう着状態が続いた。午後5時現在、1ドル=101円92~92銭と前日比14銭のドル高・円安だった。始まりは、101円95銭前後で推移。日経平均株価が小安く始まった後に切り返したことなどからドル円も強含む場面があったものの株価の伸びは鈍く、ドル円にとっても上値追いの手掛かりとはならなかった。午後も株価が伸び悩む中でドル円の上値は重い展開で、夕方にかけて再びやや強含んだが、102円手前で頭打ちとなっている。このところ日中のボラティリティが低下しており、小まめに利食う傾向がみられるという。最近の良好な米経済指標はドルの支えだが、イラク情勢の緊迫化など地政学的問題がくすぶっており、リスクを取る動きは高まりにくい。FOMCを通過しても相場に明確な方向感は出ず、手詰まり感は一段と強まったと言う。
今日のトヨタは手堅く上昇したが、三菱重工とコマツはやや大きく下落して引けているようだ。
日本ブログ村へ(↓)