17日の日経平均株価は、円が下げ渋ったこともあって上値が重かったが、根強い買いに支えられて値を上げた。最後はやや利益確定が出て値を下げたが、前日比42円68銭高の1万4975円97銭と反発だった。全般に新規の手掛かり材料に乏しく、手控え気分が尾を引いた。東証1部の出来高は16億7982万株、売買代金は1兆7575億円。騰落銘柄数は値上がり1219銘柄、値下がり488銘柄、変わらず107銘柄。市場からは、1万5000円から上は買い手がいないようだ。昨日、成長戦略の素案が出されたので、しばらくは国内材料を欠くことになる。円相場もなかなか1ドル=102円台を保てず、積極的に買い上がる主体が見当たらない。それでも、下値では信託銀行買いが期待され、売りづらい状況でもあり、当面は1万5000円を挟んで狭いレンジでの動きになるのではないかと言う。
 
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、地政学リスクが根強いながらも終盤にやや買われ、小高くなった。午後5時現在、1ドル=102円03~05銭と前日比11銭のドル高・円安だった。始まりは、101円80銭前後で推移。前半は日経平均株価の反発と歩調を合わせるように買い優勢で推移し、豪ドル安・米ドル高の流れも手伝って昼前には102円台まで上昇した。しかし、一段と買い上がる材料はなく、後半は伸び悩んだ。終盤は、米長期金利がやや上昇したため、ドルに買いが入ったようだというが、前半の高値を大きく抜けるほどの勢いにはなっていない。引き続き地政学リスクへの警戒感と日米の金利差拡大期待との綱引きの状態と言い、上値は重く、下値は堅いという状況が続いている。また、市場参加者による米経済の見方が似たような水準に収れんしていることも、ボラティリティー低下の一要因だと言う。
 
 
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工は昨日に続いてやや大きめの下落だったが、コマツだけが小幅ながら値を上げて引けている。
 
 
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